医王寺について
環境への取り組み
医王寺は、地方の一寺院としては珍しいほど広大な敷地を有し、その敷地の中で多くの樹木を管理しています。
管理と一口に申し上げますが、成長し過ぎた枝は剪定し、台風や強風による枝折れや倒木の際はいち早く片付け、処理しています。
全ては、檀家の皆さまのお墓参りや参拝の妨げにならないようにと、行っております。ただし、その境内管理の中で生み出されてしまう、樹木の枝などは、これまで境内の一画に集め焼却処理するしかありませんでした。
集められた枝などは大変な量ですので、行政や専門の業者に依頼したのではそれなりの負担がかかります。長い間、頭の痛い問題でした。
しかし、地球温暖化に対する取り組み等、地球環境に配慮した活動が意識の高い方から始められているのも事実です。そのような中で、医王寺としても少しずつ地球環境を考えた、地球に優しい処理方法を模索することにしています。
以前から実施しているものですが、医王寺の墓地では、ご先祖さまにお供えいただき、役目の終えられた生花はエンジン粉砕器により、細かく砕き、堆肥として二次活用しております。
また、現在はお墓に供えられた生花だけでなく、それまで焼却処理する他なかった樹木の枝も細かく粉砕し、堆肥として活用することが出来るようになりました。
これにより、焼却処理の時に生じていた二酸化炭素はもちろん、焼却後の灰も無くなりました。
寺院にとって一番怖い、火の粉による火事の心配も無くなり、安全にかつ地球に優しい方法で医王寺の境内を管理させていただいていることをご報告申し上げます。
以下に、木材チッパーシュレッダーの処理の様子を掲載しておきます。
木材チッパーシュレッダーの動画
静止画像ではなかなか、様子がつかめないと思いますので、枝を細かく粉砕する様子を動画でご覧下さい。
木材チッパーシュレッダーでの処理
木材チッパーシュレッダーに剪定したばかりの生の枝を入れ処理しているところです。この枝はケヤキです。
機械により細かく砕かれた木片が出てきているところです。
木材チッパーシュレッダーにより粉砕された木片のアップです。均一にしかもかなり細かいことが分かると思います。